研究課題/領域番号 |
15K12822
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
萱 のり子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70314440)
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研究協力者 |
小林 真由香
北田 創
藤井 美和子
門口 絵美
富川 展行
太田 菜津子
櫻井 佑美
笹見 ゆかり
五十井 玲衣
中村 清美
古田 瞳
坂本 枝弥
藤田 彩花
岡村 美里
内山 裕美
浦 有希
茂木 絢水
石原 敬子
押野 加奈
田中 有紗
白石 紗雪
林 美月
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 臨書 / 行為 / 形象 / 近代 / 教育 / 和歌 / 和歌書き / 公教育 / 筆跡 / 原本 / 理解 / 表現 / 手 / 臨書態度 |
研究成果の概要 |
近代における東西の交流は、東アジアにおける伝統と近代の交差として顕れている。書は美術ではなく従来の書のままでもない、個性表現を求めてきた。本研究の成果は、それを概念的にのみ扱うのではなく、経験的に多様な角度から照らして分析・考察を試みたことである。(1)和歌と密接な関係にある仮名に焦点をあて、その美的様相をモダニズムの観点と交差させて考察した。(2)学校教員による「臨書」の授業実践を検証し諸相を報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近代以降、学芸領域の実践および研究教育の進展は、諸領域が細分化される方向へ向かってきた。その功罪は、本研究の対象である「臨書」という行為に象徴的に現れている。うつす(写す、移す、映すなど多義)行為に関連する意識のあり方は、書というジャンルのみならず、学ぶこと、伝える(伝わる)ことなど文化全般に関わる課題と通底している。その構造的側面に着眼しえたことは、近代以降の諸現象の考察に関する意義をもつ。
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