研究課題/領域番号 |
15K12829
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
関根 浩子 崇城大学, 芸術学部, 教授 (10553589)
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研究協力者 |
水落 温美
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ヴァラッロ / サクロ・モンテ / 彩色木彫 / 北西イタリア / ピエモンテ州 / ロンバルディア州 / ルネサンス |
研究成果の概要 |
2015~2018年度(1年延長・実質3年)までの研究期間の中で、世界遺産ヴァラッロのサクロ・モンテの最初期の彩色木彫群をイタリア美術史に正しく位置づけるため、ヴァラッロだけでなく、北西イタリアの各地の教会堂や博物館に現存している中世末期から17世紀頃までの彩色木彫群を調査・実見、写真撮影し、併せて資料や文献の収集・閲覧を行った。そしてサクロ・モンテ管理運営財団の協力を得て、許可された範囲内で、ヴァラッロのサクロ・モンテの彩色木彫群の同定や現状把握を行い、構造や制作者、制作年代を明らかにするよう努め、2016年度は口頭で、また2018年度は論考として成果の一部を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、従来等閑視されてきたヴァラッロの最初期の彩色木彫群を美術史に正しく位置づけるため、また、同様に等閑に付されてきた北西イタリアに現存する中世末期から17世紀頃にかけての彩色木彫群の実態や現状を把握するための基礎研究であった。広域に及んだ本調査・研究によって、世界遺産に登録されたサクロ・モンテ群のうちの一施設・ヴァラッロのサクロ・モンテの初期の彩色木彫群と北西イタリアの各所に現存する主要な彩色木彫群の実見による同定や、保存・修復状況並びに各作品の調査・研究の現状把握は概ね達成されたと思われる。
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