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想起のトポグラフィー:日本とドイツにおける戦争の文化的記憶と空間表象の分析

研究課題

研究課題/領域番号 15K12839
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 芸術一般
研究機関名古屋大学

研究代表者

安川 晴基  名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (60581139)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード記憶 / 想起の文化 / ドイツ / ナチズム / ホロコースト / ミュージアム / モニュメント / 空間実践 / 想起 / インスタレーション / 歴史 / ベルリン
研究成果の概要

本研究は、冷戦後のドイツでナチズム・戦争・ホロコーストのトラウマ的な過去がいかに想起されているかを調べた。特に公共空間における歴史表象のあり方に着目し、主に1990年代以降のベルリンに誕生したモニュメント、ミュージアム、パブリック・アートを分析した。比較のために、日本における戦争の記憶を象徴的に体現する諸々の「想起の場」も調べた。再統一後のドイツが推進する「想起の文化」では、対外的には欧州統合の枠内で民主主義国としての自国の政治的輪郭を明確にするために、対内的には国民統合を強化するために、ナチズムとホロコーストの記憶が、対照的否定像として共同想起の中核に位置づけられていることが明らかになった。

報告書

(4件)
  • 2017 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2017 2015

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ホロコーストの想起と空間実践:再統一後のベルリンにみる「中心」と「周辺」の試み2015

    • 著者名/発表者名
      安川晴基
    • 雑誌名

      思想

      巻: 1096 ページ: 98-129

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 個別と遍在のはざまで:想起のプロジェクト「躓きの石」をめぐる批判的考察2015

    • 著者名/発表者名
      安川晴基
    • 雑誌名

      藝文研究

      巻: 109-2 ページ: 194-213

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
  • [学会発表] エジプト人モーセ:ある記憶痕跡の解読をめぐって2017

    • 著者名/発表者名
      安川晴基
    • 学会等名
      WPI-nextユニット「文化遺産創成と記憶の力のテクスト学」公開セミナー
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2017-02-24
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [図書] ヤン・アスマン著『エジプト人モーセ:ある記憶痕跡の解読』2017

    • 著者名/発表者名
      安川晴基(翻訳)
    • 総ページ数
      429
    • 出版者
      藤原書店
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2019-03-29  

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