研究課題/領域番号 |
15K12894
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
實平 雅夫 神戸大学, 国際教育総合センター, 教授 (30253701)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本語教育 / 人文科学 / アカデミックライティング / 引用表現 / ライティングラボ / ライティングセンター / アカデミックライティングラボ |
研究成果の概要 |
本研究では、人文科学系大学院において上級日本語学習者が抱える論文の引用表現おける困難を軽減するため、文化心理学の手法と枠組みによる理論的研究と共に、人文科学系論文の解析と学習者の論文・レポートの日本語教育学的観点からの分析を行い、学習者の母語別、専門分野別の引用表現の傾向と特徴を明らかにした。 さらに、実効性の高い論文作成における引用表現の指導方法論の構築に向けて、大学院レベルの外国人留学生が質の高い人文科学系論文を作成するための手引きの試作を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語教育における従来のアカデミックライティング研究は、作文指導を主眼とし、一般的な論文の書き方に留まるものが多く、教材もそうした研究に沿った作りになっている。 それに対して、本研究では、引用表現の傾向と特徴を明らかにし、指導方法論の構築に向けた手引きの試作、さらに、日本語アカデミックライティング授業の開講、指導にあたるチューターの養成、組織的に指導する日本語アカデミックライティングラボやセンターのような体制の構築、に向けた示唆が得られた。
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