研究課題/領域番号 |
15K12896
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 青森中央学院大学 |
研究代表者 |
田中 真寿美 青森中央学院大学, 経営法学部, 講師 (90557795)
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研究分担者 |
佐藤 香織 北海道教育大学, 教育学部, 講師 (40400618)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 日本語教育 / グリーン・ツーリズム / 異文化理解 / 民泊 / 地域振興 / 異文化コミュニケーション / 農家民泊 / 外国人参加者 / コミュニケーション意欲 / 役割 |
研究成果の概要 |
本研究により、外国人参加者と日本人側のインターアクションが起こりやすい場面、話題、外国人参加者が理解しやすい日本人の発話と理解しにくい発話の特徴、会話の展開に寄与しない外国人参加者の発話の特徴、手伝う・指示する・感謝するなど民泊に特徴的なコミュニケーションパターンなど、グリーン・ツーリズム(以下GT)でのコミュニケーションの実態が明らかになった。また、「語学サポーター」と呼ばれる支援者の役割と、外国人参加者との相互作用も明らかになった。これらをもとに、教材・カリキュラムの作成と改善に生かすことができたとともに、「日本語コミュニケーション」が観光資源としての価値を持つということを主張できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により得られた成果は、観光接触場面やホームステイ場面にも応用できるという点で発展性がある。また、本研究では、外国人参加者にとってのGTの魅力が農業体験のみならず、農業体験や農家民泊を通じて、「そこに住む日本人と日本語でコミュニケーションし、互いの文化について理解を深められる」点であることを明らかにし、日本語コミュニケーションに観光資源としての価値を見出したという点で新規性がある。さらに、このような価値をGTに関わる地域の様々な主体と共有し、本研究により得られた知見を活かして質の高いGT・民泊プログラムを継続的に提供できれば、地域振興にもつながるという点で、大きな意義を持つ。
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