研究課題/領域番号 |
15K12911
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
横川 博一 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (50340427)
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連携研究者 |
籔内 智 京都精華大学, 人文学部, 准教授 (30324833)
原田 康也 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80189711)
里井 久輝 龍谷大学, 理工学部, 教授 (70388643)
板東 美智子 滋賀大学, 教育学部, 教授 (40304042)
橋本 健一 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (20581036)
鳴海 智之 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 講師 (40736154)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 文構造 / 動詞の項構造 / 親密度 / 言語運用 / 文産出 / 英語運用力 / 文理解 / 英語運用能力 |
研究成果の概要 |
本研究は,日本人英語学習者を対象として,英語の「文構造」に対する親密度(familiarity)データベースを構築することを目的として調査を行ったものである。協力者には,当該の文構造を見かけると感じる度合いによって7段階(7「とてもよく見かける」~1「まったく見かけない」)で評定してもらった。その結果,項構造カテゴリにより親密度が異なり,動詞の親密度と文構造親密度は必ずしも相関しないこと,テンスやアスペクトによって親密度に違いがみられる文構造とみられない文構造があること,文構造親密度評定にばらつきの大きい動詞と小さい動詞があることなどが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外国語運用力の育成には,言語知識の獲得のみならず,宣言的知識を手続き的知識に変容させることが肝要であるが,日本人英語学習者は語彙・文法のリアルタイムの処理を苦手とする。文構造親密度データベースの構築によって,日本人英語学習者の文構造の習熟度を明らかにすることができ,相関分析や応用研究によって,本研究で得られる文構造親密度が日本人英語学習者の文構造に対する熟知度および処理可能性を知る強力な手がかりとなる可能性が大きい。さらに,言語処理研究に応用することによって得られる知見が,教育現場において外国語運用力育成のための効果的な指導法,言語活動の方法論,教材開発に与えるインパクトは大きいものと考える。
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