研究課題/領域番号 |
15K12924
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
石井 研司 立命館大学, 言語教育センター, 嘱託講師 (30623912)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 英語リメディアル教育 / 分類化・類型化 / メタ認知 / 潜在クラス分析 / 自己調整学習 |
研究実績の概要 |
本研究では、リメディアル教育を必要とする学生の分類化を目標とした。平成27年度の目標はリメディアル教育を必要とする学生の学習ログデータの収集、データ解析、仮モデルの構築、質問紙による予備調査であった。
準備段階にあったログデータの収集は、当初の予定とは異なるグループではあったが、リメディアルレベルのデータを確保できた。研究を進める(結果を論文として公表する場合)にあたり、比較対象となる中級・上級の学生の分類がないとリメディアル学生との差別化が行えないことが明らかとなったため、収集済みであった中・上級レベルの学生ログデータを解析し分類化を試みた。その結果潜在的に4グループの分類がなされた。なお現段階における分類化はクラスター分析によるもである。なお質問紙によるデータ収集は完了しメタ認知方略と英語学習動機の関係性を検討した結果、学習動機が高い学生は(課題)内容確認方略よりも柔軟的方略の得点が高いことが判明した。またMplusを購入して援用予定であったが、上述の他グループのデータとの比較や新たな調査協力者の確保に時間がかかったことが原因でMplusを用いた統計処理は未実施である。そのため準備期間と形成期間が一部でオーバーラップしている。
学生の実態像を明らかにするという当初目標を達成するにあたり、追随研究の必要も新たに明らかになったため、リメディアル学生が課題を提示された時点から終了までを対象として質的研究を行った。その結果、課題開始から終了までには幾つかのルートが存在し、そのルートの中で最も経由が確認されたものは、英単語の並べ替えをし終えるまたは英文を書き換える(例を参考にして、英文を肯定文から疑問文に並べ替える等)課題において、「並び替え終える」段階を一度でも経由した場合、学生の目標が内容理解か課題完遂かに関係なく、課題自体を終わらせるルートをとることが明らかとなった。
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