研究課題/領域番号 |
15K12925
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
山川 健一 安田女子大学, 文学部, 准教授 (00279077)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 留学 / 留学の効果 / 留学の評価 / ポートフォリオ / アンケート / 質的・量的分析 / 異文化間能力 / 質的データ |
研究成果の概要 |
本研究は、大学生の日本人英語学習者を対象にして、「留学の影響・効果」を様々な側面から縦断的・総合的に明らかにしようとするものである。留学前後の英語力の測定、留学中のウェッブ型ポートフォリオのデータ、帰国後の半構造化インタビューのデータから判明した主要な結果は以下の通りである。①学生の留学中の主要な体験は、留学する環境や時期や留学プログラムの内容によって内容に相違や変化がみられる。②留学での経験には、もともとの個人の性格や考え方や歴史的側面が大きく影響する。③留学中に経験する問題からの脱却には、現地での人間関係に基づく社会的サポートが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
留学の効果は一般的には体験的に理解され共有されているが、どのようなプロセスを経て学習者は変容するのかについて光を当てて明らかにした点に学術的意義がある。もともとの個人の性格や考え方や周囲とのインタラクションの仕方が留学に影響を与えていくということなどが判明したので、教育機関では、英語力の変化だけではなく、学習者の諸側面を総合的に考慮することによって留学の成果について評価をしていく必要がある。また、留学する大学や留学プログラムの種類によって、学習者の体験や意識も異なることが判明したので、教育機関は留学プログラムを策定する際にはそれらの選択や内容が及ぼすインパクトを想定する必要がある。
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