研究課題/領域番号 |
15K12942
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
秋山 晋吾 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (50466421)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ブルガリア人 / ディアスポラ / アルメニア人 / トランシルヴァニア / ハンガリー / ブルガリア |
研究成果の概要 |
本研究は、17世紀末にトランシルヴァニア(現ルーマニア)に定着したカトリック・ブルガリア人およびアルメニア人のコミュニティに関する文書史料を、おもにルーマニアのアルバ=ユリアの文書館およびハンガリーのブダペシュトの文書館において調査・収集・分析することを目指した。その結果、移民の定住に関連する特許状、移民・在地社会双方からの嘆願書、裁判記録、土地所有関連文書、出生・婚姻・死亡・改宗に関する教区簿冊等から成ることが明らかになり、これらの分析から、18世紀を通じた移民集団への社会的まなざしの変化の様相が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバルな移動に対する社会的な関心が高まる中、移民集団の定着と他の人間集団との摩擦と融合の実態を歴史的に明らかにするため、歴史資料の残存状況の確認からその分析までの基礎的な研究を行った。これにより、移民・ディアスポラの歴史的・地理的な比較研究の材料を用意することができたという学術的な意義があると同時に、グローバル社会における移民をめぐる環境整備という今日的な課題に対する考察材料を提供するという社会的な意義も持つ研究である。
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