研究課題/領域番号 |
15K12983
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
新領域法学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
高林 龍 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (90277765)
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研究協力者 |
小川 明子
末宗 達之
カラペト ホベルト
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 追及権 / 美術の著作物 / 欧州連合 / 追及権試案 / 美術の著作者 |
研究成果の概要 |
研究初年度内の平成28年3月に「日本における追及権導入の可能性-欧州の見地から-」を、二年目においては、平成29年2月「日本における追及権制度導入への道のり―追及権法早稲田試案―」をテーマとしてそれぞれ国際シンポジウムを開催し、追及権試案を発表するに至った。三年目には、世界知的所有権機関(WIPO)主催の追及権シンポジウムにおいて研究協力者の小川明子が招聘され、追及権試案を発表するという機会を得た。 平成30(2018)年12月に山口大学との共催で「美術家のための追及権」をテーマとしたセミナーを開催、同12月19日には、文化審議会著作権分科会国際小委員会において、小川明子が招聘され講演を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における副題の通り、本研究は、欧州における指令と法の調和の達成及び米国における立法の検討を受けて追及権の立法が検討される蓋然性が高いことを背景に、学術的検討の下での追及権制度の提案を目標とした。本研究により、我が国がFTAや知的財産関連の諸種の国際条約交渉に際して、担当官庁・審議会による検討に先立って研究者による学術的検討を経た試案が事前に入手可能となることで、学術的意義が高いことは言うまでもなく、交渉材料となるとともに交渉後の制度全体での整合性を保つことが容易となるといった社会的意義がある。
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