研究課題/領域番号 |
15K13059
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
伊藤 嘉博 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (10168388)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | サービタイゼーション / プロダクタイゼーション / 産業のボーダレス化 / プロジェクト・ライフサイクル・コスティング / サービタリティ・コスティング / サービス・ライフサイクル・プロフィッティング / メーカーのサービス化 / ライフサイクル・プロフィティング |
研究成果の概要 |
本研究は、サービタイゼーション(製造業のサービス化)の進化の過程で、管理会計システムが果たす役割を見極め、当該貢献を促進する新たなツールの開発につながる概念及びモデルの提示を意図した。研究の過程で、海外に比べて日本の製造業のサービス化が相対的に遅れていることと、この現象の対極に位置するプロダクタイゼーション(サービス業の製造業化)がグローバルに進行している現実が浮き彫りになった。そこで、研究のフレームワークを修正し、製造業に軸足を置きつつも、産業の枠を超えた新しい管理会計ツールの要件の探索とモデルの開発を行い、製造業・サービス業双方に共通する品質コスト分析の基本モデルなどを提示できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
欧米の議論も含めて、サービタイゼーションに関する先行研究はその求められる方向性の探究を主眼とする研究の域を出るものではなかった。換言すれば、先行研究にあっては製業業が実際にサービス化を進める様々な場面で、その意思決定を支援する情報やシステムの在り方を探究する議論が欠けていたといっても過言ではない。本研究が企図したのは、まずもってこれを補完することであり、プロジェクトLCCやサービタリティ・コスティングといった具体的な手段ないしツールを提示するとともに、非財務指標を含む各種の業績指標との有機的な連携の在り方を工夫した点に、その社会的意義を見出すことができるのではないかと考える。
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