研究課題/領域番号 |
15K13080
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
|
研究機関 | 関西学院大学 (2018) 大阪経済大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
石田 淳 関西学院大学, 社会学部, 教授 (40411772)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 数理社会学 / 計量社会学 / 社会意識 / ベイズモデル / 所得分布 |
研究成果の概要 |
本研究では、社会意識形成メカニズムを解明しその実態を記述するために、ベイズモデルを応用した分析モデルを提案し、所得分布イメージと所得評価、そして階層帰属意識に関する経験的データの分析に応用した。これにより、これまでの社会意識研究に比べて、より柔軟で理論を反映した分析モデルを構築できるようになった。分析の結果、人びとがいかにして、それぞれの社会的位置に応じて、社会的現実を認識しているか、また、そこにいかなる系統的なバイアスが存在するかが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には、ベイズモデルを応用することによって、これまでの社会意識研究に比べて、理論を反映したより柔軟なモデルを構築することができるようになった。また、フォーマル演繹モデルと量的帰納モデルとの両方にまたがる統一的なモデルを構築することによって、社会意識研究における理論・経験両面での発展に寄与することができた。 社会的には、不平等問題や再分配政策に関連する、人びとの不平等や階層についての意識形成メカニズムについて、より深い洞察が得られるようになった。
|