研究課題/領域番号 |
15K13098
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
新藤 こずえ 立正大学, 社会福祉学部, 准教授 (90433391)
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研究分担者 |
岩田 美香 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (30305924)
中村 尚子 立正大学, 社会福祉学部, 特任准教授 (70386514)
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研究協力者 |
山田 勝美 山梨県立大学, 人間福祉学部, 教授
秦 直樹 興正学園, 施設長
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 社会的養護 / 障害のある若者 / 障害のある子ども / 知的障害 / ライフコース / リービングケア / 家族 / アフターケア |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、社会的養護の対象となっている障害のある子どもの施設ケアと、退所後のサポートのあり方を検討することである。その結果、社会的養護における障害のある子どもの支援は、障害者手帳取得、特別支援学校進学、障害者雇用による経済的自立を果たすための支援が中心となっていた。一方で障害者としてラベリングされ制度化された社会資源を利用することに対し、障害のある若者が退所後、葛藤を抱えて困難に陥る可能性があることが示唆された。障害のある子ども・若者へのライフコース全体を通じた支援のため、児童福祉から障害者福祉への接続・移行のシステム化が求められる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、家族の脆弱さに加えて障害がある子どもが抱える複合的な不利を、社会的養護を経験した障害のある若者の視点から明らかにし、その不利に対して、児童養護施設職員や学校の教師、障害福祉サービス事業所職員などの支援者が、どのような支援をおこなっているのかを検討した。障害のある子ども・若者はライフコース全体を通じて支援が必要である一方、さまざまなケアやサポートを得ることによって、自分の人生を自分で選ぶ機会を持つことができる存在でもある。そのためには、児童福祉と障害者福祉の接続システムが必要であるという主張に対する根拠を提示することができた。
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