研究課題/領域番号 |
15K13122
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
三浦 麻子 関西学院大学, 文学部, 教授 (30273569)
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研究分担者 |
平石 界 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (50343108)
樋口 匡貴 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (60352093)
藤島 喜嗣 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (80349125)
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研究協力者 |
佐倉 統
平井 啓
池田 功毅
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 再現可能性 / 再生可能性 / 社会心理学 / 追試 / QRPs / 再現性 / QPRs |
研究成果の概要 |
本研究は,心理学(特に社会心理学領域)研究の実験結果の再現可能性の検証を組織的に実施するための,日本における拠点を構築するために実施された.成果は以下の3点に集約できる. まず,追試研究の実施の拠点となる研究者ネットワークを形成することができた.次に,追試対象研究の標準化された刺激・手続きの日本語版を作成し,インターネット上で共有した上で,事前登録を経てデータ収集を行った.そして,招待講演やシンポジウム登壇,学会誌特集号の刊行などによって,再現可能性検証の重要性を学界および社会に周知する取り組みを行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実験結果の再現可能性問題は,日本に限らず全世界において2010年代の心理学界を席巻した問題であった.これに立ち向かうために追試によって再現可能性を検証するプロジェクトは欧米を中心にすぐに立ち上がったが,日本の研究者による取り組みは立ち後れ気味だった.本研究は,国際的プロジェクトの活動を迅速に追従し,緊密な研究者ネットワークの元で追試による再現性検証の成果を着実に蓄積し,またその公開に努めたことで,日本国内の状況を確実に前進させることができた.
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