研究課題/領域番号 |
15K13127
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
萩生田 伸子 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (70292638)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | パーソナリティ / 特性論 / 類型論 / クラス / パーソナリティテスト / サブグループ / 分類 / クラスター / 因子分析 / シミュレーション / Big Five |
研究成果の概要 |
反応パターンが相異なる回答者が混在していると想定される数種類のデータについて分析を試みた.特に,パーソナリティの類型を反応パターンが相異なる回答者の混在する状況と見なして,特性論的立場の代表例であるBig Fiveパーソナリティ理論の5つの特性を用いて類型の説明をおこなう場合,クラスター分析を用いると全体としてどの類型にも属さない回答者群はある程度正しく分類されたが,その他の類型,特にZ型については5つの特性だけからの説明は困難であった.他方,潜在クラス分析を用いた場合,より正しい分類がおこなわれた.データによっては簡便な方法でも十分なケースもみられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複数のタイプの人や物が潜在的に混在している状況でそれらを分類する際,各クラスへの所属確率などの情報が特に必要ない場合は,広く用いられているクラスター分析でも当面の目的を達することができる一方,それでは必ずしも上手くいかないケースが存在することが明らかとなった. クレッチマーの類型は体型と精神疾患の観点から出発したが,一般人の体型(自己申告のBMI,主観的な体格)と,パーソナリティ検査に基づいた性格類型に積極的な対応関係はみられなかった.
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