研究課題/領域番号 |
15K13129
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
大森 美香 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (50312806)
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研究分担者 |
渡邊 弥生 法政大学, 文学部, 教授 (00210956)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 感情 / リスク / 危機予防 / ソーシャルスキル / 感情教育 / リスクコミュニケーション / 予防行動 / 感情リタラシー / 意思決定 / 成人 / 子ども / 感情制御 / 生涯発達 |
研究成果の概要 |
危機に遭遇したときの子どもや高齢者のリスク認知や感情マネジメントは、成人と異なる特徴を有すると想定され、危機予防教育改善には、生涯発達からのアプローチが必要不可欠と考えられる。 危機やリスクは文脈により多様な意味をもつことから、本研究では、健康に関するリスク、学校危機との関連における感情マネジメントに着目することとし、2つの課題を設定し、調査およびプログラムの施策を行った:1) 危機・リスク認知、感情、予防行動の関連性の解明; 2) 学校危機予防、ソーシャルスキルトレーニング、道徳性の促進のアプローチの開発。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
危機予防教育は、特にアメリカで既に1960年代から普及してきた。今日、特定のリスクを抱える集団をターゲットとした限定的な対応から健常な子どもを対象とするユニヴァーサルな予防教育のニーズが高まっている。 一方、我が国の危機予防教育は端緒についたばかりである。その多くは経験則にもとづき危機意識を喚起するものであり、エビデンスの点で十分とは言い難い。危機意識やリスク認知と感情マネジメントとの関連、その発達的変化の解明は、より有効な危機予防教育プログラムの開発のため意義あることと考えられる。エビデンスに基づく危機予防教育実践の新たな方向性を提起するものとして、国内外への発信が期待できる。
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