研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的は,うつ病等の改善効果が実証されている非薬物療法のひとつである認知行動療法について,わが国の精神科診療所における実施状況および実施の阻害要因を明らかにすることであった。精神科,心療内科,およびそれに準ずる診療所を対象とした郵送調査をおこない,全6,265件のうち1,019件から回答データを得た(回答率:16.5%)。分析の結果,認知行動療法を導入していると回答した診療所数は386件(全診療所6,265件の6.2%,全回答者1,019件の37.9%)であった。