研究課題/領域番号 |
15K13171
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高橋 満 東北大学, 教育学研究科, 教授 (70171527)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 美術館教育 / 意味構成 / 来館者 / 構成主義 / 学習プロセス / 美術館 / 学習のプロセス / 博物館教育 / 博物館経験 / 学習支援 / 博物館 / 解釈枠組み / 学芸員 |
研究成果の概要 |
欧米での博物館教育実践では、従来の「知識の伝達」から、「来館者とのつながり」を重視しつつ、 来館者が能動的に経験をとおして意味を構成するプロセスとして学びはとらえられている。しかし、博物館の教育的役割の転換に関する 実証的・理論的知見を踏まえたものとなっていない。とりわけ、博物館の学習機会としての特殊性や、学習者である来館者が博物館経験をとおして、何を、どのように学んでいるのかは明らかでない。本研究では、 構成主義の学習論的立場から、博物館経験をとおした意味構成のプロセスを明らかにし、これを踏まえた博 物館教育論を構築し、効果的な学習支援のモデル・方法を提案することを目的とする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、学習のプロセスのミクロな分析手法を使いつつ、1)来館者たちが,博物館において、どのように学ぶのか。何を学ぶのか。2)その博物館経験が、その後の来館者の学習行動にどのような影響をもつのか、という諸点を明らかにしてきた。本研究は、社会学的なミクロな学習過程の分析をもとに、申請者がこれまで検討してきた構成主義的学習論の知見とも総合しつつ、新しい博物館教育論を提示した。ここで得られた知見は、ノンフォーマルな学び、 インフォーマルな学びのプロセスと意義を明らかにする、より大きな教育研究の課題に寄与するところも大きい。
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