研究課題/領域番号 |
15K13197
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 立命館大学 (2017-2018) 大手前大学 (2016) 大阪国際大学短期大学部 (2015) |
研究代表者 |
柏木 智子 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (90571894)
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研究分担者 |
武井 敦史 静岡大学, 教育学部, 教授 (30322209)
仲田 康一 大東文化大学, 文学部, 講師 (40634960)
大林 正史 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (40707220)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 子どもの貧困 / 学習支援活動 / 学校 / 連携 / プログラム / 課題 / 学習支援事業 / 貧困 / 学習支援 / 学力向上 / ソーシャル・キャピタル / 居場所 / ネットワーク / 行政 / 塾 / NPO / 学習意欲 |
研究成果の概要 |
学習支援活動の質的調査を行った結果、活動の学習意欲への寄与の程度とそのルートは、経済的困窮とソーシャル・キャピタルの程度によって異なり、前者が高く後者が低い場合は、居場所機能と宿題の実施といった柔らかい成績向上機能が寄与し、前者が高くとも後者が高い場合は、高度なテスト対策等成績向上機能が寄与する。学習支援運営団体と学校との連携が望まれ、徐々に進んでいる実態が量的調査より明らかとなったが、連携を実施するための安定したシステムが整備されておらず、行政に期待される課題となっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学習支援活動は、貧困家庭の子どもの学力を高める重要な社会資源として重視されつつあるが、同じ貧困家庭でも家庭内外のソーシャル・キャピタルの程度によって、学習内容や方法を変えなければ子どもの学習意欲とその結果としての学力にプラスの影響を与えにくい。また、学校との連携によって、子どもの学習意欲や学力への学習支援活動の影響力は高まる。研究成果の意義は、子どもの実情に応じた活動の必要性と連携の課題を提示したところにある。
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