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重複障害乳幼児に対する視覚機能と手機能を協応させる玩具制作プロジェクト

研究課題

研究課題/領域番号 15K13253
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 特別支援教育
研究機関東北文化学園大学

研究代表者

山口 慶子  東北文化学園大学, 医療福祉学部, 教授 (50200613)

研究分担者 猪平 眞理  宮城教育大学, 教員キャリア研究機構, 研究員 (70232577)
研究協力者 柿澤 敏文  
熊坂 泰磨  
杉山 利恵子  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード視覚発達 / 手機能 / 重複障害 / ロービジョン / 特別支援教育 / 幼小児 / 3Dプリンター / 玩具 / 重複障害児 / 玩具開発 / 視力発達 / 小児眼科 / 視覚障害教育 / 視力 / 注視 / 掴む / 弱視 / 早期支援 / 手指機能との協応 / 支援教育
研究成果の概要

ヒトの視力は正常児であれば、生下時の光覚程度から発達し、約7年かけて成人の1.0に到達する。「視力の発育」は「身体機能の発育」と大きく相関する。乳児期において「物を掴む」手機能の出現は、それまで受動的であった物の見え方を、「自の意欲で対象を見る」能動的な視覚活用に展開させる。
乳児期における視覚発達の最も初歩段階の機能に着目し、重複障害の乳幼児に対して「物を掴む」動作から「能動的に対象を見る力」を萌芽させることを試みた。手機能に障害のある対象児が掴めるように立体を模索して3Dプリンターで製作した。制作した立体を玩具として遊びに繋げ、手と視覚の機能を協応させ、視覚発達に対する効果を検証した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

「物を掴む」動作と視覚発達の萌芽に着目し、手機能が不自由であっても、掴めるようにデザインした球体を玩具として使用することで、手機能と視覚機能を協応させることに繋げ、重複障害が存在しても最大限に視覚発達を促すことができた。眼科的に乳幼児視力検査法(Preferential Looking法)により、玩具開発前後で、視力の数値の向上が認められた。
視覚発達が重複障害がある場合、障害が重度になるほど家庭内で孤立し、家族と別の生活様式を送ることが多い。玩具を与えることや、同胞と遊ぶことすら考えられない状況から転じて、本研究を通して、対象児と家族のこみにゅけ―ションの向上、生活の質の向上が認められた。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 弱視乳幼児の注視を促す玩具制作の試み2018

    • 著者名/発表者名
      山口 慶子、猪平 眞理、楠田徹郎 他
    • 学会等名
      日本特殊教育学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 弱視乳幼児の注視を促す玩具制作の試み2017

    • 著者名/発表者名
      山口慶子、猪平眞理、楠田徹郎、高見節子、三浦佳菜江
    • 学会等名
      日本特殊教育学会 第55回大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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