研究課題/領域番号 |
15K13318
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノマイクロシステム
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
北森 武彦 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (60214821)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 拡張ナノ空間 / 化学反応 / 溶液物性 / 表面効果 |
研究成果の概要 |
本研究では10 nmの拡張ナノ空間を利用して単一分子を確実に衝突・反応させる極限化学反応システムの創成に向けた基盤技術の開発と物質輸送の基礎的な知見の獲得を目的とした。ガラスのトップダウン加工法による流路加工プロセスを開発して、最小でサイズ50 nm、表面粗さ3 nmのスクエア型拡張ナノ流路の作製に成功した。また、脱水反応を利用した拡張ナノ流路表面のシラノール基密度の制御方法を開発した。一方、拡張ナノ空間の表面による静電相互作用が溶質分子挙動に大きく影響することを明らかにした。これにより、単一分子衝突・反応システムに必要な流路加工・表面制御技術を確立し、物質輸送のための表面制御の指針を得た。
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