研究課題/領域番号 |
15K13359
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薄膜・表面界面物性
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
千葉 大地 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (10505241)
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連携研究者 |
塚﨑 敦 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (50400396)
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研究協力者 |
柴田 直哉 東京大学, 大学院工学系研究科, 准教授 (10376501)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 界面 / 極性酸化物 / 強磁性超薄膜 / 金属強磁性体 / スピントロニクス / 磁性金属超薄膜 |
研究成果の概要 |
強磁性体/酸化物積層構造は、スピントロニクスデバイスの性能を決める鍵の一つである。しかし、酸化物の電気的な極性が、隣接する強磁性層に与える効果はよく分かっていなかった。本研究では、ZnO基板のZn・O両極性面上に直接製膜したCo超薄膜の磁気的・構造的特性を調べた。磁気異方性とキュリー温度は、異なる極性面上に製膜された試料間で全く異なることが分かった。Co/O極性面の界面はやや拡散的であり、Co/Zn極性面のそれは原子レベルで平坦であった。これらの結果は、極性表面が強磁性層の特性に重要な役割を果たすことを示す。このような新規の系は、スピントロニクスデバイスに新たな機能をもたらすものと期待される。
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