研究課題/領域番号 |
15K13373
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
光工学・光量子科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
尾松 孝茂 千葉大学, 大学院融合科学研究科, 教授 (30241938)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 特異点光学 / 軌道角運動量 / 光渦 / 近接場光学 / 有機高分子 / 光物性 / キラリティー / ナノ材料 / カイラリティー / ナノフォトニクス |
研究成果の概要 |
螺旋波面に由来する角運動量(軌道角運動量)とカイラリティーを持つ光(光渦)が物質と相互作用すると、軌道角運動量が物質に転写されて螺旋構造体(カイラル構造体)ができる。光渦が創るこのカイラル構造体は、その先端近傍の対称性の破れによって軌道角運動量を持つ極微(ナノメートルサイズ)な近接場光(「ナノ光渦」)を発生する。本研究では、カイラル構造体が創る「ナノ光渦」によってアゾポリマーのカイラルな質量移動を誘導することに成功した。この成果は、分子やその集合体(分子系)の位置・配向・公転運動・電子遷移を階層的に制御してナノスケールの新奇カイラル構造体(カイラル・ナノ構造体)創成につながる。
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