研究課題/領域番号 |
15K13407
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 (2018) 広島大学 (2016-2017) 大阪大学 (2015) |
研究代表者 |
川瀬 啓悟 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 東海量子ビーム応用研究センター, 主幹研究員(定常) (60455277)
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研究分担者 |
松葉 俊哉 広島大学, 放射光科学研究センター, 助教 (00635477)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 自由電子レーザー / 加速器要素技術開発 |
研究成果の概要 |
発振型FELの増幅において、電子ビームバンチ列のエネルギーを途中で変えることにより飽和現象を回避できるかどうかを検討し、詳細に研究した。既存の数値計算コードに変更を加えてシミュレーションを実施した結果、指数関数的増幅の継続は困難であるが、大振幅領域において一定エネルギーによる増幅よりも早い増幅が可能であることがわかった。また、光共振器損失に関する詳細な実験研究も進めることで、飽和の定量的な評価に必要なパラメータの評価も合わせて研究を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FELの増幅とその飽和を詳細に研究することで、指数関数的増幅の限界と電子ビームのエネルギーを変化させることによる大振幅領域での増幅率の改善の可能性を示すことができた。また、光共振器の損失について詳細に調査することで、共振器の固有モードにおける損失との差異があることがわかってきた。このことをより研究することで、FEL増幅メカニズムの詳細の理解とより高強度化への指針を示すことにつながる。
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