研究課題/領域番号 |
15K13483
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
橋本 幸士 大阪大学, 理学研究科, 教授 (80345074)
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連携研究者 |
吉田 健太郎 京都大学, 大学院理学系研究科, 助教 (30544928)
佐々 真一 京都大学, 大学院理学系研究科, 教授 (30235238)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | カオス / 超弦理論 / 場の量子論 / クォーク / ゲージ理論 / AdS/CFT対応 |
研究成果の概要 |
QCDの低エネルギー有効作用である線形シグマ模型においてカオス解析を行い、QCD相転移のエネルギースケールでカオスが発生していることを発見した。これは、QCDという量子性が強い場の量子論において、カイラル凝縮というゲージ不変演算子の真空期待値の時間依存性に、カオスが現れることを解析できることを示している。また、ホログラフィー原理を用いることにより、超対称性を持つQCDにおいて同様の解析を行うことができ、その結果、カオスを示すリャプノフ指数が計算された。このリャプノフ指数は、ゲージ群SU(N)のNが大きくなればなるほど小さくなるというスケーリング則を満たしており、カオスの減少が発見された。
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