研究課題/領域番号 |
15K13539
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
清水 寧 立命館大学, 理工学部, 教授 (30388128)
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研究分担者 |
池田 研介 立命館大学, 理工学部, 教授 (40151287)
奥島 輝昭 中部大学, 工学部, 准教授 (10434721)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 多自由度カオス / クラスター / 量子カオス / 動的局在 / カイネティクス / 遅い緩和 / アーノルド拡散 / 拡散 / 非線形ダイナミクス / 局在と非局在 |
研究成果の概要 |
カオス系での確率流の「局在」と「非局在」(拡散)に着目し,古典論と量子論の立場から多自由度カオスを数値的に研究した。(1)古典系であるレナードジョーンズクラスターの異性化過程におけるカオスダイナミクスと遷移状態理論の関係を安定異性体の寿命分布を用いて明らかにした。また(2)複数の安定状態をもつ遷移ネットワークに対し,ボトルネックとなる最も遅い緩和過程を特定する数値的手法を開発した。(3)量子写像系での動的局在において,局在長に関する現象論的スケールング則を見いだし,その導出に成功した。また多自由度量子カオス系での局在-非局在転移を量子Coupled Kicked Rotor系を用いて議論した。
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