研究課題/領域番号 |
15K13560
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
武井 康子 東京大学, 地震研究所, 教授 (30323653)
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研究協力者 |
佐々木 勇人 東京大学, 地震研究所, 大学院生
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 転位 / 非弾性 / 地震波減衰 / アナログ実験 / 多結晶体 |
研究成果の概要 |
岩石非弾性は地震波の分散と減衰を引き起こすため重要であるが,転位が非弾性に与える影響はよく分かっていない.我々はボルネオール多結晶体を岩石アナログ物質として用い,転位による非弾性を室温近傍で実験的に調べた.その結果(1)ボルネオール多結晶体は差応力1MPa付近で拡散クリープから転位クリープへと遷移すること、(2)転位クリープさせた試料のヤング率は顕著に小さいこと、(3)転位による非弾性緩和の特性周波数は1MHzと100Hzの間にあること、(4)非弾性の測定中に転位が回復してヤング率も回復すること、がわかった。また(5)転位クリープ下で試料のヤング率をその場測定できる実験システムを開発した。
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