研究課題/領域番号 |
15K13578
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
廣野 哲朗 大阪大学, 理学研究科, 准教授 (70371713)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 活断層 / 地震 / 最新活動時期 |
研究成果の概要 |
1596年慶長伏見地震で活動した有馬-高槻断層帯の断層試料を電子顕微鏡で観察・分析した結果、周辺の岩石と比較して、数10ナノメートル以下のサイズの非晶質な微粒子が、多く含まれていることを発見した。そこで、非晶質微粒子の溶解速度定数※3を文献値から参照し、現地の環境条件(温度・pH)にて、何年間保存されうるかを解析した結果、約1000年で完全に消失(地下水に溶解)することが明らかになった。この結果は、「非晶質微粒子が残存している断層≒約1000年前以降に活動した活断層」ということを意味し,活断層の新しい活動性評価手法として期待される。
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