研究課題/領域番号 |
15K13579
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地質学
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
大和田 正明 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (50213905)
|
研究分担者 |
亀井 淳志 島根大学, 総合理工学研究科, 教授 (60379691)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 花崗岩体 / 化学的風化 / 化学的風化指標 / 土石流 / 花崗岩 / 風化過程 / 変質作用 / 斜面崩壊 / 風化 / 化学的指標 |
研究成果の概要 |
野外での観察によって,新鮮から強風化した花崗岩の化学組成を測定し,CN(CaO+Na2O), A(Al2O3), K(K2O)(モル)を端成分とする三角図(CN-A-K図)を使って花崗岩の風化過程について検討した.その結果,風化の進行に伴いCNが減少するタイプ1,風化の初めにKが増加し,その後CNが減少するタイプ2,そして,初めにCNが減少し,最後にKが減少するタイプ3に区分された. 土石流発生頻度の高い箇所では,タイプ2の化学的変化が卓越する.このことは,岩盤強度を劣化させる要因として,地下における熱水変質の影響が大きいことを示唆し,土石流発生の危険度を評価する際の指標となる可能性がある.
|