研究課題/領域番号 |
15K13582
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
廣瀬 丈洋 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 高知コア研究所, グループリーダー代理 (40470124)
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連携研究者 |
富岡 尚敬 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 高知コア研究所, 主任技術研究員 (30335418)
高橋 美紀 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 活断層・地震研究センター, 主任研究員 (40470033)
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研究協力者 |
岸田 実紀
溝口 一生
パク ヨハン
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 鏡肌 / 断層 / アスペリティ |
研究成果の概要 |
断層面には,固着している部分(アスペリティ)とそうでない部分が存在する.アスペリティでは,地震間に歪が蓄積されて地震時に大きくすべることから,地震発生過程を解明する上でアスペリティの理解は重要である.本研究では,断層面に観察される鏡肌がアスペリティを担っている可能性を,地震断層鏡面の凸凹特性計測と摩擦実験によって検証した.その結果,断層鏡面はフラクタル特性を有すること,大理石の鏡面はすべり静止時間と共に摩擦強度が回復せず,地震の歪みを蓄えるような役割をアスペリティは担っていないことが明らかとなった.強度回復をしない摩擦特性を持つ鏡面は,断層クリープやスロー地震の発生に寄与しているかもしれない.
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