研究課題/領域番号 |
15K13595
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
寅丸 敦志 九州大学, 理学研究院, 教授 (50202205)
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研究協力者 |
宮縁 育夫
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 火山噴火 / Penobubble / 斑晶 / マグマだまり / 軽石 / Phenobubble / 岩石組織 / カルデラ形成 / 過剰圧 / 気泡 / マグマの発泡 / Phenobub / マグマ上昇の駆動力 |
研究成果の概要 |
斑晶量とPhenobubble量に関して以下のことが明らかになった。1)Phenobubble量は、噴火の推移とともに明瞭な変化を必ずしも示すものではない。2)斑晶量は、時間とともに、増加する場合がしばしばある。3)軽石の見かけ密度はPhenobubble量と斑晶量によって支配されている場合が多い。噴火直前のマグマだまりでは、斑晶が下方に濃集し、Phenobubbleの空間分布は、噴火タイプやマグマだまりのサイズに依存している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、phenobubbleに注目した研究がなかったが、この研究により、軽石の見かけ密度がphenobubbleの含有量によって支配されていることが明らかになった。また、phenobubbleは、噴火直前に、マグマだまりの中で、均一に分布していることが多いことも分かった。これらの結果は、噴火直前のマグマだまりの状態を観測から推定し、噴火ポテンシャルの評価や推移の予想を可能にする視点として、phenobubbleが有用であることを示している。
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