研究課題/領域番号 |
15K13630
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 公益財団法人豊田理化学研究所 (2017) 分子科学研究所 (2015-2016) |
研究代表者 |
冨宅 喜代一 公益財団法人豊田理化学研究所, フェロー事業部門, フェロー (00111766)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 核磁気共鳴 / 気相イオン / 極低温冷却 / 核スピン分極 / 質量分析 / RF磁場励起 |
研究成果の概要 |
本研究では気相イオンのNMR分光法を開拓するため、Stern-Gerlach型の磁気共鳴検出法の開発を進めており、基盤技術の開発研究を行った。ここでは速度分散の補償機能をもつイオン光学系を新たに開発しNMRセルに組み込むことにより、強磁場下でセルに捕捉した気相イオンについて速度分布幅を非常に狭くする方法を見出した。この補償器の下流に進行波型多段減速器を組み込んだイオン束の精密速度制御法を新たに開発し、極低温冷却法を確立した。また捕捉したイオンの磁気共鳴の情報を引き出す目的で、RFコイルを用いたRF磁場励起システムを開発した。これらの装置を用いて本NMR法の原理検証実験を進めている。
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