研究課題/領域番号 |
15K13665
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
村瀬 隆史 山形大学, 理学部, 准教授 (70508184)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | シクロアルカン / 環化反応 / 疎水効果 / ロタキサン / 分子認識 |
研究成果の概要 |
炭化水素ロタキサンは、長鎖アルキルをシクロアルカンの穴に通す統計的な手法で合成されたが、輪と軸との間に相互作用がないため収率は極めて低い。本研究では、マロン酸ジエチルとα,ω-ジブロモアルカンを原料として、6個の極性官能基を有する大環状アルカンを合成した。分子間反応と分子内環化反応を連続で行い、基質濃度3 mMの時に最も効率よく環化した。そして、側鎖のエステル基を加水分解してカルボキシレート基に変換した。大環状アルカンの水/アセトニトリル溶液に軸成分を懸濁させ、10日間加熱還流した。輪と軸の間に働く疎水効果をロタキサン形成の駆動力として期待したが、ロタキサンは形成できなかった。
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