研究課題/領域番号 |
15K13683
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 分子科学研究所 |
研究代表者 |
岡本 裕巳 分子科学研究所, 光分子科学研究領域, 教授 (20185482)
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連携研究者 |
成島 哲也 分子科学研究所, 光分子科学研究領域, 助教 (50447314)
西山 嘉男 分子科学研究所, 光分子科学研究領域, 特任助教 (40617487)
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研究協力者 |
橋谷田 俊
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | プラズモン / 近接場光学 / 磁気光学効果 / 逆ファラデー効果 / 光物性 |
研究成果の概要 |
光で物質の磁性を制御する基礎となりうる逆ファラデー効果が,金属ナノ構造物質によって増強するかどうかを検討した。螺旋状の捩れた構造を持つ円偏光を物質に照射すると,その物質に磁化(磁石の性質)が生じる現象(逆ファラデー効果)が知られているが,通常この効果は非常に弱い。金属ナノ構造に光を照射すると,その周辺に通常より強く捩れた円偏光が発生する場合があり,これを利用することで逆ファラデー効果が強く現れ,磁性制御に利用できる可能性があると考え,それを探った。現時点までに円偏光による磁化と思われる信号の検出に成功したので,今後試料や条件を変えた試みを継続し,増強逆ファラデー効果の特性解明を進めたい。
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