研究課題
挑戦的萌芽研究
オリゴチオフェン類は、様々な光・電子材料に応用されている機能性高分子である。現在、オリゴチオフェン類の合成法に関しては、有機金属触媒を用いたクロスカップリング反応に基づいたものが主流となっているが、この合成法は多段階かつ煩雑な合成手順が必要になり、また、環境負荷のかかる有機金属触媒を用いなければならない。そこで本研究では、フローマイクロリアクターを用いたオリゴチオフェン類の電解合成システムを開発した。すなわち、フローマイクロリアクターでは流路内の滞在時間を厳密に制御することができるため、生成物の分子量分布を制御することが可能になり、また、バッチ式リアクターに比べて効率的な合成が達成された。
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