研究課題
挑戦的萌芽研究
同位体修飾RNAをRNA合成酵素により合成する技術の開発を目的として研究を行った。この目的を達成するための基盤研究として種々の修飾ヌクレオシド三リン酸を化学合成し、そのRNA合成酵素による取り込み能を評価した。その結果、塩基部にニトロベンジル基を導入したヌクレオシド三リン酸はT7-RNAポリメラーゼの阻害剤となる一方で、2'水酸基にカルバモイル基を有するヌクレオシド三リン酸はRNAポリメラーゼの基質となるなど、修飾リボヌクレオチド残基を酵素的にRNAに取り込むために必要な構造的要素に関する知見を得ることができる。
すべて 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 1件)
Chemical Communications
巻: 52 号: 87 ページ: 12889-12892
10.1039/c6cc05796a
巻: 52 号: 19 ページ: 3809-3812
10.1039/c5cc09700b
Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters
巻: 26 号: 19 ページ: 4861-4863
10.1016/j.bmcl.2016.07.075