研究課題
挑戦的萌芽研究
骨格筋に高発現する膜タンパク質ジストログリカンは、O-マンノース型糖鎖にリン酸基を介した特殊な糖鎖修飾を有する。ジストログリカン糖鎖修飾不全により、ラミニンとの結合が損なわれ、筋ジストロフィーが惹起される。その未成熟型糖鎖を特異的に認識するペプチド性プローブについて、多価型ペプチドライブラリーを用いて同定を試みた。マンノース基に未修飾のリン酸基を有する糖鎖構造を認識する配列として、塩基性アミノ酸に富み、かつトリプトファン残基を含む配列が候補として得られた。このことは、ジストログリカン上の糖鎖認識には、単に静電相互作用だけでなく、アミノ酸レベルでの配列特異性が必要であることが示唆された。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件)
Neurol Genet
巻: 2:e50 号: 1 ページ: 50-50
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PLOS ONE
巻: 10 号: 7 ページ: e0131668-e0131668
10.1371/journal.pone.0131668
120005756258