研究課題/領域番号 |
15K13825
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 近畿大学 (2016) 東北大学 (2015) |
研究代表者 |
仲井 正昭 近畿大学, 理工学部, 准教授 (20431603)
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連携研究者 |
祖山 均 東北大学, 大学院工学研究科, 教授 (90211995)
石本 卓也 大阪大学, 大学院工学研究科, 准教授 (50508835)
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研究協力者 |
成田 健吾
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 生体材料 / チタン合金 / 変形誘起相変態 / オメガ相 / 疲労特性 / 表面硬化処理 / 弾性率 |
研究成果の概要 |
弾性率自己調整金属は、変形前は低弾性率を示し、変形中に生じる相変態により弾性率と強度が上昇する。本研究では、同金属を用い、高強度が必要な部分だけ変形させることにより、低弾性率と高耐久性との両立を試みた。変形手段としてピーニング処理を用い、表面のみ変形させた結果、変形誘起相変態を起こさない金属の場合に比べて、大幅な耐久性の上昇が認められた。組織観察の結果、ピーニング処理後の試験片には、表面付近にのみ変形誘起ω相の形成が認められた。以上の結果から、弾性率自己調整金属では、適切な局所変形の付与により、弾性率を上昇させずに、耐久性を向上させることが可能であると考えられる。
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