研究課題/領域番号 |
15K14055
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 国際連合大学サステイナビリティ高等研究所 |
研究代表者 |
真砂 佳史 国際連合大学サステイナビリティ高等研究所, サステイナビリティ高等研究所, リサーチフェロー (50507895)
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研究分担者 |
佐野 大輔 東北大学, 工学研究科, 准教授 (80550368)
久保田 健吾 東北大学, 工学研究科, 准教授 (80455807)
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連携研究者 |
稲葉 愛美 東北大学, 工学研究科, 産学官連携研究員 (60749448)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 大腸菌 / 塩 / 耐性 / 水環境 / 下水 |
研究成果の概要 |
本研究では「大腸菌は海域において塩耐性を獲得し,通常の測定法で検出されるより高濃度で広く存在している」という仮説を立て,その検証を行った。下水処理水の影響を受けている国内の沿岸海域を対象とした現地調査により,夏季に塩を添加した培地の方がコロニー数が高い傾向が認められた。しかし現地試料から単離した大腸菌株であっても,塩添加培地における増殖速度は非添加培地に比べ著しく遅く,塩の存在は生育に負の影響を与えていると考えられた。以上より,環境中の大腸菌の一部は塩耐性を持ち,条件が整えば塩存在下でも増殖できることが示された。これは,海域において大腸菌の見かけの減衰速度が遅くなることを示唆している。
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