研究課題/領域番号 |
15K14085
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
田中 直人 島根大学, 総合理工学研究科, 客員教授 (60248169)
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研究分担者 |
古川 恵美 畿央大学, 教育学部, 准教授 (20636732)
岩田 三千子 摂南大学, 理工学部, 教授 (70288968)
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研究協力者 |
老田 智美
彦坂 渉
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 教育施設 / 発達障害 / 嗜好色 / 場所選択 / 発達障害児 / 環境刺激 / 構造化 / 生活環境 |
研究成果の概要 |
本研究は環境からの様々な刺激を整理・活用することにより発達障害を持つ子どもの特性に対応した生活環境整備手法の構築を試みたものである。研究期間前半では発達障害を持つ子どもの空間イメージ及び認知構造を解明する為、環境刺激の1つである色に対するイメージ調査を実施した。それにより発達障害を持つ子どもの色イメージ・嗜好を明らかにすると共に日常動作から連想する色イメージはより具体的な事物の色に起因する点を明らかにした。 これらの成果に基づき期間後半では実際の療育施設内の構造化への嗜好色導入検証実験を実施し、居場所選択と環境刺激との関係は空間定位型、色選択型、個別手掛り型の3つに大別できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障害を持つ子どもの特性の中でも近年では感覚の過敏性への配慮の重要性が指摘されている。特に視覚から入力される様々な刺激や過剰な情報は心理面において大きな影響を及ぼし、適切な療育実施の妨げとなる。 本研究の成果である発達障害を持つ子どもの個々に異なる居場所決定の手掛りとなる環境刺激を把握し、環境整備を行う手法は頻繁にレイアウト変更が発生する療育施設空間の計画において重要なアプローチ手法の1つである。
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