研究課題/領域番号 |
15K14094
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤川 昌樹 筑波大学, システム情報系, 教授 (90228974)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 醸造業 / 前店後場 / 矛台 / 紹興 / 宜賓 / 窖 / 創業地 / ブランド価値 / 茅台 |
研究成果の概要 |
本研究では、在来産業のうち酒造業を取り上げ、その近代化が都市形成に与えた影響を日中で比較した。近世には都市の中心部で、住・工・商一体の複合的施設を拠点として小規模に成立した。複数事業者が経営を行った場合でも、近代化の過程で統合され、住・工・商が空間的に分離され、大規模化したことは日中で共通していた。 日本の酒造業の大規模化には限界があったが,1990年代以降の中国では巨大化し、都市内に酒造関係の小都市を成立させた宜賓や、都市全体を酒造業が占拠した茅台のような事例も確認された。一方で、良質な原料の確保に加え、ブランド価値の維持が重要だったため、創業地に本拠を置き続けるという点は共通していた。
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