研究課題/領域番号 |
15K14175
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
武藤 泉 東北大学, 工学研究科, 教授 (20400278)
|
研究分担者 |
菅原 優 東北大学, 工学研究科, 助教 (40599057)
|
研究協力者 |
井上 和香 東北大学, 大学院工学研究科, 大学院生
門脇 万里子 東北大学, 大学院工学研究科, 大学院生
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 腐食防食 / 材料加工・処理 / ステンレス鋼 / Fe-Cr鋼 / 浸炭 |
研究成果の概要 |
ステンレス鋼にプラズマ低温浸炭を適用し、炭素による過飽和固溶体を作製し、耐食性を高めるための鋼組成ならびにガス組成を解明した。炭素を固溶させることにより鋼の耐孔食性が飛躍的に向上する。プラズマ浸炭における最適なガス組成はArを含まないH2とCH4の混合ガスであり、鋼組成はオーステナイト安定度の高い鋼種が好適である。浸炭層の外層部の10マイクロメートルほどは鋭敏化していて耐食性は低いが、その内部には10マイクロメートルほどの厚さではあるものの、常温の0.1 M NaCl水溶液中で孔食が発生しない高耐食化部分が存在し、その部分は炭素が過飽和に固溶した層であることを見出した。
|