研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、近い将来の大型・高ペイロード比宇宙輸送推進装置として独自技術となる「ヘリコンプラズマ静電加速スラスター」のビームエネルギー特性、イオンビーム電流特性を取得し、本スラスターの作動最適化の指針を得ることを目的と定めた。推進剤流量が比較的低いときには、リング状陽極の内径がヘリコンプラズマ源の出口直径に近いほうが良好なビームエネルギー特性が得られた。このとき、実効的には陽極リングの内面が主要な役割を果たしていることが確かめられた。陽極内径が大きくなると、陽極内面よりも下流側側面の役割が大きくなり、その部分を絶縁体で覆うと、静電加速特性が極端に悪化した。
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IEEE TRANSACTIONS ON PLASMA SCIENCE
巻: Volume:44, Issue 3 号: 3 ページ: 306-313
10.1109/tps.2016.2522079