研究課題/領域番号 |
15K14265
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
船舶海洋工学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
赤澤 輝彦 神戸大学, 海事科学研究科, 准教授 (30346291)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | バラスト水浄化 / ローレンツ力 / 海水・油分離装置 / ローレンツ体積力 / バラスト水 |
研究成果の概要 |
我々は電磁力を応用した海水油分離装置の研究を行ってきた.本研究では,水生生物を分離できるように,この装置を改良した.この改良において,装置の流路形状と装置内の流れの関係について着目した.装置内の海水流れは,有限要素法を用いた数値シミュレーションと実際の分離装置を用いた実験の比較から明らかにした.この結果を基に,装置の流路形状の適正化を行った.最後に,改良した分離装置を用いて,魚卵の分離実験を行った.2Tの低磁場でも魚卵の分離が十分可能であることが分かった.このことは分離装置の更なる改良で,バラスト水浄化が行えることを強く示唆している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,バラスト水浄化法として採用されている手法では,休眠卵や胞子,シストなどの劣悪環境で生き残るものに対して十分な効果が得られない.新しい無害化技術の登場が待たれている.電磁力型分離装置は,これらの除去が可能である潜在性を持つことが本研究で示された.今後の研究により,より小さなものまで分離できるように装置を最適化できれば,新しいバラスト水浄化技術となり得る.
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