研究課題
挑戦的萌芽研究
潜熱蓄熱材(PCM)は高密度蓄熱が可能である。しかし,従来の潜熱蓄熱法は長期間の蓄熱・熱輸送が不可能であり,液体状態のPCMで蓄熱するため,PCMの漏出防止のためのカプセル化が必須であった。一方,物質を液体状態から特定の冷却速度以上で急冷すると,過冷却状態を経て「ガラス状態」に転移する。本研究では,このガラス化現象を蓄熱に応用した潜熱蓄熱法を提案する。液体PCMを急冷し,ガラス化させることで,PCMのカプセル化が不要で蓄熱,熱輸送が可能となる。この,ガラス化利用型PCMを用いた熱輸送プロセスについて検討し,未利用率の高い高温排熱蓄熱・輸送・再生利用プロセスへの適用可能性を示した。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 3件)
Applied Energy
巻: 163 ページ: 1-8
10.1016/j.apenergy.2015.10.164
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ISIJ International
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130004734557