研究課題
挑戦的萌芽研究
蛍光超遠心沈降速度法を用いて、血清中における抗原と抗体の相互作用様式の決定を試みた。その結果、抗体の種類によって形成される複合体のサイズが異なっており、各抗体の複合体サイズの形成傾向についてはインフリキシマブはアダリムマブやエタネルセプトよりも抗原と大きな複合体を形成することが分かった。一方、形成される免疫複合体の大きさとFc受容体を介した免疫細胞内における信号伝達の程度との関係を評価した結果、蛍光超遠心分析法で確認された免疫複合体サイズの大きさと、Fc受容体を介した信号伝達との間には高い相関が観測され、特に大きな免疫複合体を形成する抗体では、強い信号伝達が観測された。
すべて 2017
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)
mabs
巻: 9 号: 4 ページ: 664-679
10.1080/19420862.2017.1297909