研究成果の概要 |
シグナル伝達回路の構築/作動原理を解明するには、回路構成因子群(cAMP受容体, 合成酵素, 中間制御因子など)の絶対数計測が必須である。その実現のため、従来は困難であったGFPノックイン細胞株を容易に作成する手法(BMC Biotech, 2016)や、超高感度なcAMP指示薬を開発した(ACS Chem Biol, 2016)。これらの同時計測により、一部の機能タンパク質の保有数が突出した少数個の細胞が存在するすること、こうした細胞がいち早く走化性シグナルを発生させることを明らかにした。
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