研究課題/領域番号 |
15K14585
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
進化生物学
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研究機関 | 首都大学東京 (2016) 国立遺伝学研究所 (2015) |
研究代表者 |
野澤 昌文 首都大学東京, 理工学研究科, 助教 (50623534)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 性染色体 / ショウジョウバエ / 次世代シーケンサー / Y染色体 / サイレンシング / ゲノム / トランスクリプトーム / 遺伝子退化 / 昆虫 / 染色体退化 / 遺伝子発現 |
研究成果の概要 |
常染色体が性染色体になると安定した性決定を行える一方、生物はY染色体の退化という潜在的不利益を被る。しかし、生物は進化において何度も独立に性染色体を獲得してきた。この謎を解く有効な手段の1つはY染色体の退化過程を明らかにすることである。そこで本研究では、性染色体を最近独立に獲得したショウジョウバエ3種およびその近縁種のゲノム配列を決定し、Y染色体の退化過程を明らかにすることを目的とした。その結果、Y染色体の退化の程度は、必ずしも性染色体になってからの時間に比例しないことが分かった。このことは、Y染色体化直後はクロマチン修飾などにより多くの遺伝子が可逆的にサイレンシングしている可能性を示唆する。
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