研究課題/領域番号 |
15K14603
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
曽田 貞滋 京都大学, 理学研究科, 教授 (00192625)
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研究協力者 |
古俣 慎也 京都大学, 大学院理学研究科
Lin Chung-Ping 台湾師範大学, 教授
藤原 晴彦 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授
飯島 択郎 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ベイツ型擬態 / 超遺伝子 / 遺伝的多型 / 多型維持機構 / 自然選択 / ベイツ擬態 |
研究成果の概要 |
ナガサキアゲハはベイツ型擬態の代表例で,雌は擬態型と非擬態型の二型だが,雄は単型で非擬態型である.この雌限定多型は,捕食圧による負の頻度依存選択等で説明されているが,諸仮説を包括的に実証した例はない.本種の雌二型はdoublesex遺伝子のアリルと対応し,それに基づいて台湾の野外で擬態遺伝子頻度の動態を調査した結果,擬態アリル頻度は20~50%に保たれていた.擬態型と非擬態型の適応度に関連する形質値に違いはなく,多型の維持に負の頻度依存選択の作用が関与することが示唆された.さらに,飼育実験によって擬態遺伝子型による発育成長の違いについて調べたが,擬態のコストを示唆する結果は得られなかった.
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