研究課題/領域番号 |
15K14650
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山根 久代 京都大学, 農学研究科, 准教授 (80335306)
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研究協力者 |
三村 昌太郎
松崎 隆介
大森 真史
李 泰山
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ゲノム編集 / 果樹 / 花成 / 早期開花 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,近年急速に研究開発が進んできたCRISPR/Cas9を利用したゲノム編集技術を応用して,幼樹開花性をもつカンキツや年複数回開花性をもつブルーベリーなど開花サイクルの早い果樹品種を利用して果樹におけるNBT 実証研究のモデルケースを早急に確立することである. 本研究ではまずこれら果樹における開花サイクルをさらに加速化させる技術開発をおこなった.さらにブルーベリーにおいて実際にゲノム編集個体の作出が可能であることを示す結果を得た.しかしながら、形質転換体の表現型には変化がみられずゲノム編集による新形質の獲得には至らなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、研究開始当初未報告であった果樹におけるゲノム編集を実施することを目的とした.世代更新の加速化が期待できる年複数回開花性ブルーベリーにおいて,CRISPR/Cas9を利用したゲノム編集の有効性を示すことができた.果樹を含む様々な作物において,有用形質をもち,かつ遺伝子組換えの痕跡を残さないゲノム編集個体の作出に関する研究がおこなわれている.本研究で示した開花促進技術とゲノム編集技術を応用することで,果樹におけるゲノム編集技術の実証研究の加速化が期待される.
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